徳山電機製作所様Case study

徳山電機製作所様
  • JSIA会員
  • 制御盤/受配電盤メーカー

ECAD dioの導入で、営業から設計までの連携が効率化

配電盤・分電盤の製作・販売・修理を中心に昭和44年の創業以来「電気エネルギーの安全と有効活用のお手伝いを通じて、社会に貢献できるメーカーになろう。」という事業姿勢をずっと堅持してきた徳山電機製作所。平成12年にISO9001の認証を取得。他社に例を見ない一貫生産体制を整備。ECAD dioシステムを導入し、お客様のご要望に柔軟・迅速かつ正確に対応した製品を高品質・低価格・短納期で提供しています。(2008年12月取材)

導入の経緯

当社の歴史はCADの歴史といっても過言ではありません

まず徳山専務にお話をお伺いしました。営業、設計、板金、塗装、組立、配線、検査までの一貫生産体制が特長の当社は、CADシステムにおける設計をいち早く取り入れてきました。 CADの歴史そのものが私どもの設計の歴史といってもいいくらいです。
その中で数年前から時代の流れとともに、見積りと設計の連携を図ることでもっと効率的で質の高い生産・営業展開をすることを模索していました。
電気設計に特化したECAD dioのことは10年ほど前から知っていましたが、当時は当社ならではのやり方を取り入れた柔軟性のあるシステムを構築する必要性があったため見送っていました。
しかしながら時代のニーズとともに、それまでの見積もりと設計のやり方を転換する必要性を感じるようになりました。ちょうどそのころ電気設計者のための部品検索ウェブサイト「盤の窓口」のニュースで、ECAD dio、見積もりと設計の連携が非常に良いシステムであることを知りました。また、当社の要望を取り入れカスタマイズしたシステムが組めること、JSIA(社団法人 日本配電制御システム工業会)など各種団体への情報リンクなども充実していることから、2年前に導入を決めたのです。

代表取締役 徳山 靖彦様
板金工程/配線工程/組立工程

ECAD導入の理由

AutoCADベース電機CADからECAD dioへの転換

現在営業部所属の吉岡さんは、ECAD dio導入時のシステム構築の責任者です。
ECAD dioを導入する前は、当然、紙ベースの見積もりを見ながらAutoCADベースの電機CADで設計をしていたわけですが、ECAD dio導入後もすぐに見積もりと設計の連携がスムーズにいったわけではありません。
当社の中にはかなりそれまでのやり方やノウハウを残してくれという意見があって、どこまでそのような意見をこの新しいシステムに反映させられるのかというところはとても苦労しました。
しかし、徐々にカスタマイズしていき、今では当社ならではのシステムとして稼働しています。

営業部 吉岡博司様

導入後の効果

ECAD dioシステムがもたらした仕事の正確性

「設計の見積部品の拾いのミスが解消されたことによって後戻り作業が無くなったことや、ECAD dioを導入したことによる作図スピードのアップにより、設計時間が約20~30%削減できました。」
吉岡さんとともにシステム開発をサポートされた山本さんのECAD dioシステム導入後の印象です。特に変わった点は、もちろん盤専用見積り支援システム「みつもり盤ちゃん」とECAD dioによる設計の効率化があげられますが、その正確性によるロスタイムの削減も大きな効果だと思います。
見積もりと設計のミスや食い違いが少なくなり、仕事の“質”が向上したということでしょうか。 最初の入力項目が多くなって時間がかかるという意見もありますが、結果的にトータルの効率が上がり、仕事の信用度もアップしたととらえています。
ECAD dioは1物件を1ファイルで管理できるため、部品表作成など複数ページにわたる処理は、以前のシステムと比べ非常に早く出来るようになりました。設計工数の短縮に役立っていると設計部から聞いています。

業務部 山本亮様
営業見積りの現場:図面を液晶ペンタブレット(Cintiq21)で表示。拾いシステムで部品をカウントし、
みつもり盤ちゃんを通じて設計に送る。画面からペンで拾った部品をもとに見積りを作成
設計部作業風景:見積部品データを元に配置図や回路図の自動設計をおこなう

今後の課題~発展性

誰でも使えるシステムを目指して

徳山専務にこのシステムの将来性を話していただきました。 理想は“素人”でも使えるシステムですね。この業界は高齢化が進んでいます。後継者が少ない。設計は、やはり経験値からくるノウハウが重要です。このような経験に裏付けされた高い技術が自動的に作成できるということが、将来的な理想形でしょう。 現在の状態は理想形の7割くらいでしょうか。今後はこのシステムでさらに作業の効率性と正確性を高め、より理想に近づけるためにカスタマイズしていく必要があると考えています。