「ECAD 2024」は電気設計専用CADソリューション「ECADシリーズ」の最新バージョンです。制御盤・受配電盤の設計から、調達・製造も含めた業務全体を効率化するための新機能を搭載しています。
大容量の図面の扱いもスムーズ（ECAD DCX）
部品Design Management Tree(以下DMT)・接続DMT・BOMのツリー表示の改善を行い、図面の表示性能が向上しました。部品点数が多い図面で、以下の作業時に効果が発揮されます。
・図面のオープン／クローズ・各ツリーでのスクロール
・複数図面の切り替え
64ビットアプリケーションを追加（ECAD DCX）
一般に、32ビットのソフトウェアの使用メモリは、４GB以上の搭載メモリがあっても1.5GB程度しか使用できませんが、64ビットのソフトウェアの場合、搭載メモリを大きくすることで空きメモリを有効に使用できます。そのため、大規模図面や複数ファイルを同時に開く場合もスムーズに作業を行えるようになり、PDF出力などの処理時間も短縮できます。
電線情報を図面に簡単入力・各種帳票に出力（ECAD DCX）
図面内で回路区分や電材径、電材種など各種電線情報を簡単に設定できる機能を追加しました。これらの情報は、電線情報文字を使用して図面上に表示できます。
入力した電線情報は、布線表・ハーネスアセンブリ接続表・接続表・端子台表・帳票シンボルへ出力し、製造時に利用できます。
図面に配置されている中継端子を一覧表示・端子台表を簡単作成（ECAD DCX）
図面に配置されている中継端子を一覧で表示でき、機器番号や端子番号の変更・空き端子の追加など端子台情報の編集を行い、図面に反映することができます。また、端子台情報をもとに、端子台表を作成できます。
構成部品の検索機能向上・複数部品の一括取り込み（ECAD DCX）
構成部品を検索時、検索結果の一覧から目的の部品を見つけやすくするため、フィルターで絞り込みできる機能が追加されました。フィルターする文字列を項目ごとに設定し、絞り込み表示ができます。また、検索結果から複数部品を選択して一括で図面内に取り込むことができるようになりました。
AutoCADの最新バージョンに対応（ECAD DCX・ECAD dio共通）
最新のDXF/DWGファイル（AutoCAD 2024）のバージョンにも対応済みです。
他にも、設計品質や生産性の向上につながる機能が追加・強化されました。